当サイトは、ChatGPTの情報を集めた専門サイトです。
チャットGPTの使い方や機能について、初心者にも分かりやすく画像付きで解説しています。
ChatGPTはインターネット上の大量のデータから、あなたの質問に最適な答えを返します。ChatGPTは多くの個人、企業で注目されており、資料の作成や企業のDX支援など、幅広く活用されているAIチャットボットです。また有料機能に備わっているプラグインを使えば、画像作成やPowerPoint、Excelの表作成などが可能です。
サイトでは、ChatGPTの登録方法や使い方、様々な機能を手順ごとに紹介しています。
また、あまり知られていない有料機能を無料で使う方法も紹介しています。
当サイトを参考に、ぜひChatGPTを体験してみてください。
コンテンツ
ChatGPT新機能の紹介(画像をクリックで記事へ)
会話を記憶し、学習する「メモリ機能」によってChatGPTが成長!
動画作成やプレゼン資料の作成など、ChatGPTの機能を拡張させるGPTsを使おう!
「ロゴ」「サムネイル」「商品デザイン」など、チャット1つで画像を生成!他の画像生成AIと比べたレビューも交えて紹介しています。
「資料の分析」「グラフや表の作成」
など、ビジネスに役立つ機能が盛りだくさん!
ChatGPT(チャットGPT)とは?
ChatGPTとは、OpenAI社が開発した自然言語処理(NLP)モデルのチャット生成AIです。GPT(Generative Pre-trained Transformer)技術をベースにしており、大規模言語モデル(LLM)が搭載されています。
要するに、私たちが普段使う言葉で質問すれば、ChatGPTが内容を理解して、膨大な情報のデータベースから、人間らしい会話形式で、AIが最適な答えを返してくれます。
・2022年11月にリリースし、「2カ月で1億ユーザーを突破」して話題となりました。
(日本の認知率は70%近いが、普及率(利用率)は15%ほどに留まる_2023年6月時点)
・情報のデータベースは「2023年4月」までにWEB上にあったテキストデータです。
(以前まで2021年9月までの情報しかありませんでしたが、アップデートにより2023年4月までの情報を学習しています。また有料版では、最新情報を基に回答します)
ChatGPTは、すでに多くの企業で採用されています。活用の事例としては、MicrosoftでCopilotという機能にChatGPTが組み込まれており、ウェブブラウザ「Edge」でアイコンをタップすると、手早くAIに質問できます。カスタマーサポートではFAQをAI化して業務を効率化したり、行政では文書作成の補助として導入され、科学研究にも活用されるなど、徐々にChatGPTが不可欠な存在となってきてます。
ChatGPTの登場により、AIの研究開発が盛んになっており、多くの企業がAI開発への出資を増やしています。また、AIを活用することで、従来のソリューション分野に新たに参加する企業も増えています。
ChatGPTの特徴
ChatGPTの特徴は、テキストベースで簡単に利用でき、対話形式で人間らしい自然な回答を生成できるのが特徴です。そのためAI初心者でも、感覚的で簡単に使えます(他の生成AIでは、多くの場合でプロンプトという特殊なコードや文字による指示が必要です)。
また、最先端の人工知能を搭載しており、膨大なテキストデータを学習し、AIも継続的に学習していくため、幅広い分野の知識があり、回答の精度が非常に高いです。
どこの会社が運営してるの?
ChatGPTは、OpenAI(オープンエーアイ)社が運営しており、創業はアメリカのカリフォルニア州サンフランシスコです。他にも以下の拠点が設立されています。
・2023年6月28日に、イギリス・ロンドンに新しいオフィスを開設しました。
・2023年9月13日に、アイルランド・ダブリンに新しいオフィスを開設しました。
・2024年4月15日に、日本・東京に新しいオフィスを開設しました。
・OpenAIの設立には、イーロン・マスク、サム・アルトマン、グレッグ・ブロックマン、イリヤ・スツケヴァー、ジョン・シュルマン、ヴォイチェフ・ザレンバ 他、多くの著名人が関わっています。
・OpenAIの目的は、人工一般知能(AGI)が全人類に利益をもたらすことです。
Chat GPTの仕組み
ChatGPTの仕組みは、次の通りです。
1.入力:ユーザーからの質問やプロンプト(役割の付与)がChatGPTに入力されます。
2.モデルの処理:各単語やフレーズを数値(具体的にはベクトル)に変換し、それらを文脈や言葉の意味を理解出来るようにする、クラウド上の特別なネットワーク(トランスフォーマーネットワーク)に送ります。
3.ネットワークは届いた情報に基づいて、次に生成すべき単語の確率を計算します。
4.出力生成:モデルはその確率に基づいて、最適な次の単語を選びます。これを何度も繰り返し、全体の回答を生成します。
ChatGPTが出来ること
ChatGPTは、質問に答えたり、文章を書いたりすることができる便利なツールです。
以下に、その具体例を紹介します(無料版で使える範囲の活用例を出しています)。
1.質問への回答:「IT初心者がプログラミングを覚える方法を教えて」「やさしい筋トレのメニューと食事のレシピを教えて」「ロケットはどのような構造で飛ぶのですか?」など、あらゆる質問に対して回答します。
2.文章作成のサポート:「メールマガジンの編集部として、著者が生成した記事の草稿を校正して」「最新の化粧水に関するブログ記事の構成を考えて」「魔法とお菓子作りの短編小説を書いて」など、ビジネスから小説まで、幅広い文章作成のサポートができます。
3.翻訳や要約:「以下の英語の文章を、日本語に翻訳して」「以下の経済論文を要約して、趣旨を教えて」など、文章の翻訳や要約などが可能です。対応している言語は英語、中国語、フランス語 等々、あらゆる言語に対応しています。
4.企画書の作成:「子供向け英語コーチングについて、学習塾を運営する企業にプレゼンするので、パワーポイント10枚程度の構成案を考えて」「以下の設備導入に関する予算稟議書を300文字程度で作成して」など、企画書やプレゼン資料作りのサポートとして活用できます。
5.プログラミングの生成:「買い物リストを簡単に作成、編集、削除できるようなアプリを作成して。プログラミング言語はPythonで書いて」など、案に基づくプログラムを作成してくれます。
6.間違いの訂正:「以下のビジネスメール内の誤字、脱字、敬語の使い方について間違いがあれば訂正してください」「この関数が期待通りに動作しない原因を教えてください」など、誤字や敬語の添削、プログラミングコードの間違い発見などに活躍します。
7.議題に対するディスカッションや議論など:「オンライン教育について、賛成する教師の立場と反対する保護者の立場から議論してください」など、異なる役割で議論をさせて、各立場からの考えやアイデアを深く掘り下げることができます。
8.アイデア出し:「ジャガイモを使ったレシピを10個考えて」「環境に配慮した洗車洗剤の売れるキャッチコピーを考えて」など、新たなアイデアを考えたり、アイデアを具体化することにもChatGPTが役立ちます。
これらをビジネスに取り込むために、法人が事業にChatGPTを取り入れ、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させ、未来のビジネスシーンに革命をもたらすと期待されています。
有料機能で出来ること
1.画像の分析や、イメージ画像の生成
2.グラフや表の作成、ExcelやPDFなどを読み込ませて分析し、要点の書き出しなど
3.ウェブ上の最新情報を取得して回答を生成
4.ChatGPTの特定の機能を特化した「GPTs」の利用
などが挙げられます。
ChatGPTが苦手なこと
ChatGPTは万能なツールに思えますが、意外な落とし穴があります。データベースの情報は最新ではなく、回答は信頼性ではなく、確率に基づいて導き出されるため、注意が必要です。
特に以下の内容は、ChatGPTが間違えやすいため気を付けましょう。
・不確実性の高い情報:「次の総理大臣になる人は?」「次のワールドカップ優勝国を予想して」など、不確実で予想が難しいものは苦手です。
・テキスト以外の内容:「猫の絵を書いて」「夏と少年の曲を作って」など、テキスト以外で表現する事は苦手です(ただし有料版では、イラスト生成が可能です)。
・直近の情報:「2024年に起きた主要なニュースを教えて」など、最近の情報について答えることが苦手です(情報のデータベースは2023年4月まで)。
ただし有料版では、最新のインターネット上の情報を参照する”ウェブブラウジング機能”が使用できます。
・お店や人物のリサーチ:「目黒川沿いでオススメのカフェを教えて」「日本でおすすめのアーティストを10組教えて」など、お店や人物については回答の中に間違った情報が入る可能性があります。
ChatGPTの株価予想
ChatGPTは株価を予測することができません。
無料版は2023年4月までの情報しか参照できないため、直近の株価の状況を把握できません。有料版では最新の情報も扱えますが、株価の動きは投資家の心理や市場の動向1つで上下するため、不確実性が高く、正確に言い当てることはできません。株価を予測するには、信頼できる情報や専門家のアドバイスが必要です。
ただし、投資手法や株式市場がどうやって動いているか、投資の基本的な考え方、経済指標の読み方などについては、ChatGPTに聞くことができます。株式投資のサポートや投資判断の一つに、ChatGPTが役立つかもしれません。
無料プランと有料プランの違いは?
ChatGPTは、日々の質問に答えたり、ビジネスをサポートする便利なツールです。しかし、どの料金プランを選べばいいのか迷う方も多いでしょう。以下では、自分に合ったChatGPTの料金プランを選ぶためのポイントをご紹介します。
内容/プラン | 無料版(PC、スマホ共通) | ChatGPT Plus | アプリ有料会員 | Team(団体利用) | Enterprise(企業利用) |
料金 | 無料、無期限 | 20ドル/月額 | 3,000円/月額 | 300ドル/年 or 30ドル/月 | 個別(OpenAI社に問合せ) |
機能 | 基本的なチャット機能 (モデル:GPT-3.5-turbo) | 高精度なチャット機能+有料機能の利用(モデル:GPT-4) | |||
制限 | チャット回数制限なし サーバー混雑時は一定時間の制限 | 3時間内で40メッセージのみ送信可能。 混雑時でも優先アクセス | メッセージ上限が高い。 混雑時でも優先アクセス | 個別(OpenAI社に問合せ) | |
音声認識 | 不可 | 不可 | 可能 | ||
画像認識 | 不可 | 可能(画像を読み込ませられる) | |||
最新情報の取得 | 不可(2023年4月までの情報) | 可能(Browse with Bing機能により、最新のインターネット情報を基に回答) | |||
画像生成 | 不可 | 可能(モデル:DALL E3を使用) | |||
グラフ作成 | 不可 | 可能(Advanced data analysis機能により、グラフや表の分析・生成が可能) | |||
GPTsの利用 | 不可 | 可能(特定の性能に特化したGPTsが利用可能) |
GPT 3.5(無料版)とGPT4 Turbo(有料版)の違いは?
GPT-3.5(無料版)は、文章生成、質問応答、テキスト要約などが可能ですが、GPT-4に比べると性能が若干劣ります。しかし高度な機能を使わないため、短時間でレスポンスが返ってきます。
GPT-4 Turbo(有料版)は、GPT-3.5よりも高度な会話応答、複雑な質問への回答、より詳細なテキスト生成やチャットの共有などが可能です。すべての有料機能が使用でき、混雑時も優先的にアクセスできますが、利用回数に制限があります(3時間で40メッセージ)。
利用目的を明確にしよう
ChatGPTをどのように使いたいか、目的をはっきりさせましょう。通常、簡単な文章を作成する程度なら、どのジャンルでも無料プランで十分な回答を得られます。一方で、ビジネスや執筆活動での質の高いサポート、画像生成やグラフ作成など、より高度な機能を求める場合は、有料プランがおすすめです。
利用頻度を考える
無料プランは利用回数(リクエスト数)に制限がないものの、混雑時には利用が一時的に停止されることがあります。また、有料プランに比べて応答品質が落ちる場合も。有料プランでは、3時間に40メッセージまでという制限がありますが、その範囲内であれば快適に利用できます。個人で頻繁に利用する場合は、GPT4(有料機能)とGPT3.5(無料機能)を使い分けましょう。団体・企業での利用を考えているなら、TeamやEnterpriseプランが適しています。
必要な機能をチェック
画像生成やグラフ作成、最新情報の参照など、特定の機能が必要な場合は、それらを提供する有料プランを選びましょう。有料プランでしか使えない特定の機能があるので、事前にチェックが必要です。
セキュリティを重視
ビジネス利用や重要な情報を扱う場合、セキュリティは重要なポイントです。TeamやEnterpriseプランは、個人向けプランよりも高度なセキュリティ機能を提供しています。必要に応じて、セキュリティ面も考慮してプランを選びましょう。
2023年1月にAmazonは、機密情報の安全性を考慮しChatGPTを禁止しました。 禁止した理由は、社員がChatGPTに機密情報を入力し、これをアルゴリズムが学習し、その情報が社外に漏れるリスクを懸念したためです。
ChatGPTの料金プラン選びは、利用目的、利用頻度、必要な機能、セキュリティといったポイントが重要です。
ChatGPTの使い方
ChatGPTは、PC(パソコン)版では会員登録(サインイン)なしで利用できます。
会員登録しないなら、名前や電話番号の登録も不要です。ただし会員登録なしで利用する場合は、過去のチャットをご覧になれません。
インターネットで「ChatGPT」を検索して、公式ページをクリックしたら、チャット欄に質問を書き込み、送信ボタンをタップするだけでChatGPTが回答します。
会員登録する場合は、メールアドレス(Gmailなどのフリーメールアドレスでも可)のみ必要です。会員登録が完了すれば、チャット履歴の保存や、ChatGPTの条件付けなどが出来ます。
iPhoneやAndroid(スマホ)などのデバイスでも、PC版と同様にブラウザ上で使用できます。アプリ版は2023年5月にリリースされており、性能は同じですが、ダウンロードして使用すれば、音声による質問や返答が可能になります。
さらに有料会員にアップグレードすれば、ChatGPTの回答精度が向上し、画像作成やExcel表の作成なども可能になります。
ちなみに、検索エンジン「Bing」にもChatGPTが搭載されており、任意のキーワードを入れるとChatGPTが答えてくれます。Microsoftアカウントの登録も不要で使えます。
ログイン方法
ログイン方法は、メールアドレスとアカウントの2種類あります。
アカウントでログイン設定をしている場合は、登録したメールアドレスを入力してログインしようとしても、エラーが発生します。
正しいログイン方法で、ログインしましょう。
詳しくは、コチラで画像付きでやさしく解説しています。
日本語での使い方は?
ChatGPTは多言語に対応しています。公式ページで日本語をそのままチャット欄に入力すれば、AIが言語を理解し、日本語で回答します。精度としては英語で質問するのと同じように機能します。ただし「日本語版」といった別々の言語バージョンはありません。設定やヒントは英語表記です。
日本語設定は可能です。詳しくはコチラを参考にしてみてください。
※ChatGPT利用時は、”日本語に自動翻訳する機能”はオフにしましょう。エラーの原因になります。
ChatGPTの活用例
ChatGPTは、情報を読み込ませて、記憶させることが可能です。企業は自社の情報を記憶させることで、業務時間を大幅に短縮できたり、社員のアイデア出しをサポートできます。事前に情報を読み込ませることで、以下のような活用が可能です。
1.カスタマーサポート:ChatGPTを使って、顧客からの問い合わせに自動で回答。
○活用例:オンラインショップで、ユーザーから商品についての質問があった際に、ChatGPTが自動で答える「AIカスタマーサポート」を設置。自動応答となるため、24時間365日の対応が可能となります。
2.マーケティング:顧客の興味や嗜好に合わせた個別のコンテンツを作成します。
○具体例:お客様の情報をChatGPTに送ると、お客様の好みを解析し、商品の販促メールを作成します。
3.スケジュール管理:社員のスケジュール管理として使用します。
○具体例:社員がChatGPTに「製造部長と○○さんと私で30分のミーティングを設定したいので、来週の空いている時間を教えて」と質問すると、3人が空いている時間を教えてくれます。また会議の案内メールも作成できます。
4.知識管理:企業内の知識ベースにアクセスし、情報を簡単に検索できるようにします。
○具体例:ChatGPTに「新規プロジェクトの予算稟議書の作り方を教えて。商品は・・・」と詳細な情報を入力すると、社内フォーマットに則って稟議書を作成します。あとは人が細かな点を修正すれば完成します。
5.調査・分析:市場調査や顧客満足度調査などのデータ収集と分析に使用します。
○具体例:ChatGPTに顧客からの雑多なフィードバックをすべて読み込ませて、例えばどの商品が人気なのかを質問すれば、情報から必要な要素を抜き出して、的確に分析して回答します(有料版ではExcelやPDFを読み込ませることが可能)。
6.自動翻訳:複数言語に対応したコミュニケーションを実現します。
○具体例:ChatGPTが、英語で書かれたメールを日本語に翻訳します。またメール内の専門的な用語に補足を加えたり、メールの要点をまとめたり、返信メールを作成できます。
7トレーニング・教育:社員向けのトレーニングや教育プログラムの作成に利用します。
○具体例:新入社員向けの研修プログラムを作成できます。目標をステップごとに設定して、社員の理解度に合わせて研修資料を作成したり、理解度を評価するためのテストを作成できます。
ChatGPTのプロンプト使い方
プロンプトについて、あまり知らない方は多いでしょう。ChatGPT以外の多くの生成AIでは、AIに指示するために「プロンプト」と呼ばれる指示文が必要です。ChatGPTはプロンプトが必須ではなく、会話形式で使いやすいのが特徴です。しかし、プロンプトを入力すれば、よりユーザーの欲しい情報が届けられます。
以下では、ChatGPTで効果的なプロンプトをご紹介します。
プロンプトとは?
プロンプトとは、生成AIに対する指示文を指します。つまり、ユーザーがChatGPTに対して質問や命令をする際に使用する、特別な文章のことです。ChatGPTはこのプロンプトを元にして、適切な回答やテキストを生成します。
ChatGPTプロンプトの効果的なテンプレート
ChatGPTで使えるプロンプトのテンプレートを紹介します。適切なプロンプトを使用することで、よりあなたが欲しい回答が得られます。以下の5つの例文を参考に、欲しい情報に応じてカスタマイズして利用してください。
1.具体的に設定する。
例:「プロンプトについて、AIに関係する情報に限定して、3つの項目で説明してください。また、3つの項目それぞれ100文字以内で説明してください。」
解説:このプロンプトでは、「AIに関する情報に限定」「3つ」と、ChatGPTの回答を具体的に設定しています。また、「100文字以内」と短く指定することで、要点を簡潔に回答させます。
2.回答の形式を指定する。
例:「プロンプトの例を5つ、リスト形式で提供してください。各プロンプトの効果も併記してください。」
解説:「回答形式」を指定することにより、情報が整理され、見やすい回答を得ることができます(例としてステップ形式、リスト形式、比較表、時系列、チェックリストなどの形式があります)。また回答に解説を付けたり、専門用語を使わせないなど分かりやすくするルールを決めると、分かりやすいでしょう。
3.対象を指定する。
例:「次の議事録について、要点を抜き出してください。
議事録:“まず初めに…”」
解説:「議事録:」というように、対象となる文章を具体的に示すことで、ChatGPTの誤解や意図しない解釈を防げます。他にも「かぎ括弧で囲んだ内容を要約して」「英語の文章を日本語に訳して」といった指定の仕方があります。
4.参考資料を提供する。
例:「以下のウェブサイトの内容を参考に、プロンプトの効果的な使用方法を教えてください。
ウェブサイト:www.…」
解説:参考資料を提供すると、情報を絞り込んだり、有益な情報のみを抽出できます。しかし、提供された資料に誤りが含まれている場合、誤った回答をしてしまう場合もあります。また、参考資料に依存するため、得られる知識が限られてしまい、回答が狭い範囲にとどまることがあります。
5.質問を重ねていく。
例:
知りたい内容:業務日報でChatGPTを使いたいので、効果的なプロンプトのひな形を作りたい。
最初の質問:「私は若者向けアパレル店で販売員をしています。業務日報を書くためのアドバイスをもらえますか」
深堀り質問:「アドバイスの内容を踏まえて、ChatGPTに業務日報を作成してもらうために、特に効果的なプロンプトを教えてください」
本題の質問:「これらのプロンプトを基に、プロンプトのフォーマットを作成してください。」
解説:概要を出力させる⇒深堀する⇒欲しい情報を聞く というステップを踏みましょう。会話の流れの途中で想定外の内容があれば、訂正を指示しましょう。段階的に質問を重ねることで、ユーザーとChatGPTの誤解を解消し、より的確でボリュームのある情報を得ることができます。
ChatGPTが使えない、ログインできない時の対処法
ChatGPTが使えない場合は、以下の原因が考えられます。
・ログイン認証方法を「アカウント」にしている場合、正しいメールアドレスとパスワードを入力してもエラーになります。不具合やトラブルの解決方法はコチラ。
・アクセスが集中すると、一時的にChatGPTが使用不可になります。しばらく時間を空けて再接続しましょう。
・グーグルクローム等の「自動翻訳」機能はオフにしましょう。「な」だけしか返答が来ないなどの不具合が報告されています。
・有料版は3時間当たり40メッセージしか利用できない利用制限があり、上限に達すると一時的に使用不可になります。
・ネットワークが不安定かもしれません。WiFi接続の確認、モバイル通信に切り替え、モデムやルーターの再起動を試してみてください。
・Log inを試しているなら、アドレスやパスワードが間違えてないか再確認しましょう。
もしくは、ログイン方法が正しいか確認してみてください。グーグルアカウント等、既存アカウントからログインすれば解決するかもしれません。
・文章が途中で中断された場合は、チャット欄に「続き」と入力して送信するか、「Continue generating」をクリックしましょう。回答の続きが生成されます。
・原因が不明でも、ページを再読み込みすると、解決する場合があります。
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
↓
ChatGPT APIとは?
ChatGPT APIとは、別のアプリやウェブサイトにChatGPTの機能を連携させる仕組みのことです。
APIとは「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」の略称で、ソフトウェアやWebサービスの間をつなぐインターフェース(通信の接点)を指します。例えば、グルメサイトにGoogle MAPのAPIを組み込めば、お店の場所をGoogle MAPで表示できます。このようにAPIを使えば、他のサービスから機能を借りることが出来ます。
APIは、トークンと呼ばれる単位を使うごとに費用が掛かる従量課金制です。
一般的には、月額の有料プランより安価だと言われています。
ChatGPT APIの登場で、企業や個人が抱えている業務や作業などのタスクを、部分的にChatGPTで実行できます。
単純な作業はAIの得意な領域なので、最近の飲食店では注文された料理を自動で配送する接客ロボットが普及していますが、ChatGPTのAPIが組み込めば、接客やおすすめメニューの提案なども出来るようになるかもしれません。
現時点で出来るのは、アプリやウェブサイトの機能を拡張することです。生産性を上げる仕組みを構築して、ぜひChatGPTのAPIを活用してください。
ChatGPTの正確性について
ChatGPTは、常に正しい回答を保証するものではありません。質問に基づいて、最も確率の高い単語を並べているだけなので、事実とは異なる架空の情報や、でたらめな文章を生成する場合があります。この現象をハルシネーションといいます。重要な情報であれば、他の信頼できる情報で真偽を確認しましょう。ChatGPTに「出力された文章に間違いがあれば、指摘してください」と注文すると、ChatGPT自身で再検討して信憑性を高めることもできます。
またChatGPTは、学習した時点の情報しか持っておらず、無料版では最新情報を取得しないため、最新の情報やトレンドを反映していない可能性があります。また専門的な内容は、学習データが少なく不確実な回答をする可能性があるので、専門家の意見や公式文献を参考にしましょう。
OpenAI社 最新ニュース【ChatGPT関連】
OpenAIの公式ページから発表された、ChatGPTに関する最新ニュースを紹介。
(分かりやすく要約して掲載しています。OpenAI社が公式発表しているページはコチラ)
※右端の▼マークを押せば、本文が開きます。
OpenAI、取締役会の新メンバーを発表_2024年3月8日
OpenAIは、取締役会にスー・デズモンド・ヘルマン博士、ニコール・セリグマン、フィジー・シモの3人の新メンバーを迎え、CEOのサム・アルトマンが取締役に復帰すると発表しました。これらの新メンバーは、テクノロジー、非営利団体、規制環境に関する豊富な経験を持っています。彼らは、OpenAIの成長を監督し、人工知能が全人類に利益をもたらすという使命を追求することに貢献すると期待されています。
スー・デズモンド・ヘルマン博士は、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の元CEOであり、医師でもあります。彼女は、ジェネンテック社で遺伝子標的抗がん剤の開発を指導した経験も持っています。
ニコール・セリグマンは、弁護士であり、ソニー株式会社の元副社長兼法務顧問です。彼女は、法務およびコンプライアンスの問題を監督し、ソニー企業のいくつかの上級指導的地位を歴任しました。
フィジー・シモは、コンシューマーテクノロジー業界のベテランであり、Instacartの最高経営責任者兼会長です。彼女は、Facebookでニュースフィードやストーリーなどの重要な機能を監督してきました。
これらの新メンバーの加入は、OpenAIの経営陣を強化し、同社の野心的な目標を実現するための重要なステップとなるでしょう。
■まとめ
これらの新しい取締役メンバーは、それぞれ異なる分野での豊富な経験と実績を持っており、OpenAIの取り組みに多様な視点と専門知識をもたらすことができるでしょう。特に、人工知能の開発と応用においては、倫理的および社会的な課題が重要視されるため、これらの経験豊かなリーダーたちが、技術的な進歩とともに、それらの課題への対応にも貢献できることが期待されます。全体として、OpenAIの取締役会の強化は、同社の長期的な成功に向けた前向きな一歩と言えるでしょう。
「国家関連の攻撃者による、 悪意あるAI使用を阻止」_2024年2月14日
OpenAIは、日々の生活を改善し、難しい問題を解決するためにAIツールを作っています。しかし、悪意のある人たちがこのAIツールを使って、人々に害を与えようとしていました。特に国家関連の攻撃者(※)は、お金や技術、人材が豊富で、インターネット世界やリアルな人々の安全に大きな危険をもたらす場合があります。
Microsoftの協力を得て、OpenAIは悪意のある5つの国家関連グループの活動を妨害しました。これらのグループは、OpenAIのサービスを使って、情報を探したり、翻訳したり、コードのエラーを見つけたり、簡単なプログラミングを作ろうとしました。
具体例としては、会社のセキュリティツールを調べたり、コードを修正したり、フィッシング(詐欺メールを送ること)に使う内容を作っていました。他にも、技術文書の翻訳や、情報機関に関する公開情報を取得していました。
OpenAIは、OpenAIのプラットフォーム(基盤やシステム)の悪用を防ぐために、さまざまな取り組みを行っています。たとえば、悪い行為を発見して活動を止めさせたり、他の企業や組織と情報を交換したり、安全対策について改善をしています。
ほとんどの人は、日々の生活を良くするためにOpenAIのシステムを使っています。でも、少数の悪い人たちの活動を防ぐために、OpenAIはみんなが安心して利用できるように努力を続けています。
※ChatGPTまとめ より補足
・国家関連の攻撃者とは、特定の国家や政府によって支援されたり、国家の利益のために行動する個人や組織を指します。これらの攻撃者は、政治的、経済的、軍事的な目的のために、サイバースパイ活動、情報収集、サイバー攻撃、プロパガンダ拡散などの活動に従事することがあります。彼らは高度な技術的能力を持ち、しばしば国家の資源を活用して、標的となる組織や国家に対して複雑で持続的なサイバー攻撃を行うことがあります。
「ChatGPT のメモリと新しいコントロール」_2024年2月13日
ChatGPT は、チャットをより役立つものにするために、話し合ったことを記憶する「メモリ機能」をテストしています。ChatGPT のメモリ機能は、ユーザーが制御できます。
メモリ機能により、同じ情報を何度も入力する必要がなくなり、会話がスムーズになります。メモリ機能は、ユーザーが必要に応じてオン・オフを切り替えたり、覚えた内容を忘れるように指示できます。
たとえば、会議の要約の仕方や、あなたが経営するカフェについてChatGPTに伝えると、次回から覚えた情報を活用して回答します。また、子供の好きなものや、教育のスタイルに関する情報など、さまざまな事を覚えておくことができます。
メモリ機能はまだテスト段階で、一部のユーザーにのみ提供されています。今後さらに多くのユーザーに展開される予定です。
メモリ機能はプライバシーにも配慮されており、特定の情報を覚えるかどうかはユーザーが選択できます。また、企業や団体で利用しているユーザーにとっては、仕事の効率化に役立つ機能です。
GPT(GPTビルダーで作成もしくはGPTsに公開されているカスタムGPTのこと)には独自のメモリ機能を設定できます。つまり、GPTビルダーで作成するGPTには、メモリ機能によって覚える・覚えない内容を自由に設定できます。これにより、例えば本に関する推薦など、よりパーソナライズされた対話が可能になります。
このメモリ機能により、ChatGPTはより便利でパーソナライズされた対話を提供できるようになることが期待されています。
ChatGPTが答えられる質問
Q.人生の意味を教えてください。
漠然とした質問にも、一定の具体的、客観的、明確な回答を行います。
Q.30代女性が、同僚から貰って喜ぶプレゼントを教えてください。
あなたの日々の悩みごとも、ChatGPTが解決の助けになります。
Q.プレゼン資料を10枚作るので、アドバイスをしてください。テーマはスーパーフードで作られた、子ども向け食品です。
仕事に必要なプレゼン資料も、文章でサポートします。
(有料版であれば、デザインの作成も手助けします)
Q.Excelに入力された漢字に、読み方を表示させるマクロを教えてください。
エクセルの関数やマクロのコードも提案します。また、アプリやゲーム、webサイト開発におけるコーディングの提案をしてくれます。
Q.卵と魔法のライトノベル小説を、400~600文字程度で書いてください。
テキストであれば、創造的な回答も可能です。文字数など、質問に条件も付けられます。ただ多い文字数だと、一度に答えきれない場合があります。回答が途切れた場合は、チャット欄に「続き」と書いて送信しましょう。
ChatGPTが答えられない質問
Q.神秘的な、湖の絵を描いてください。(※有料プランでは画像生成が可能です)
テキストで表現できない質問には、答えられません。ただし下記のように、アドバイスは可能です。
Q.神秘的な湖の絵を描くために、必要なことを教えてください。
Q.誰にも知られずに、人に〇〇を加える方法を教えてください。
プライバシーポリシーに反するような、健全ではない質問には、答えられません。ChatGPTには高い倫理性が保証されています。
Q.来週の株価がどう動くか教えてください。
株価やFX、仮想通貨などの取引市場については、予測が難しく答えられません。
下記に従って、回答するか判断しています。 ChatGPTの利用規約にある、コンテンツポリシーは以下の通りです。
アイデンティティに基づいて憎悪を表現、扇動、助長するコンテンツ嫌がらせ
個人への嫌がらせ、脅迫、またはいじめを目的とするコンテンツ暴力
暴力を助長または美化するコンテンツ、または他人の苦しみや屈辱を称賛するコンテンツ自傷
自殺、切断、摂食障害などの自傷行為を助長、助長、または描写するコンテンツ性的
性行為の説明など、性的興奮を喚起することを意図したコンテンツ、または性的サービスを促進するコンテンツ (性教育と健康を除く)
政治プロセスに影響を与えようとするコンテンツ、またはキャンペーン目的で使用するコンテンツスパム
未承諾のバルク コンテンツ欺くこと
個人をだまそうとしている、または偽情報を広めようとしているなど、虚偽または誤解を招くコンテンツマルウェア
ランサムウェア、キーロガー、ウイルス、または何らかの害を与えることを意図したその他のソフトウェアを生成しようとするコンテンツ
ChatGPTが信憑性の低い回答をする質問
Q.千代田区で魚料理を出す、おすすめのお店を教えてください。
無料版(GPT-3.5)では、実在しないお店が回答されました。美容院やスポーツジムでも、同じような結果となります。無料版はお店探しには不向きです。
※有料版のウェブブラウジング機能を使えば、改善されます。
Q.2024年に起きた、主要な出来事を教えてください。
無料版では、2023年4月までのWEB情報を基に回答をします。それ以降に起きた出来事は、反映されません。(有料版では最新のインターネット情報を参照する「ウェブブラウジング機能」が搭載されており、最新情報から回答されます)