ChatGPTのスケジュールタスク機能とは?定期作業・リマインダーの設定方法を解説

解説ガイド

ChatGPTのスケジュールタスク機能とは?定期作業・リマインダーの設定方法を解説

2026年6月17日、OpenAIがChatGPTの「スケジュール済みタスク(Scheduled Tasks)」を正式アップデート。毎朝のニュース収集・週次レポート自動生成・Gmail連携でのメール送信まで、自然言語だけで定期作業を自動化できます。設定方法から活用事例まで徹底解説します。

2026年7月時点
OpenAI公式対応
Plus以上で利用可
Gmail/カレンダー連携
01
⏰ スケジュールタスク機能とは?
ChatGPTのスケジュールタスクは「定時・定期自動実行」機能です。
「毎朝9時にAIニュースをまとめて」「毎週月曜にレポートを作って送信して」などと入力するだけで、ChatGPTが指定時刻に自動実行します。コーディング不要・日本語で設定完了。

2025年1月にベータ版として登場し、2026年6月17日に大幅アップデート。専用管理ページの追加・Gmail連携強化・監視タスク機能の充実により、実務での活用が一気に広がりました。

🔄

定期タスク

毎日・毎週・毎月など指定の頻度で自動実行。日次ニュース収集・週次レポートに最適。

⏱️

単発タスク

「1時間後に要約して」「明日の朝にリマインドして」など1回だけ実行するタスクも設定可能。

👁️

監視タスク(モニタリング)

変化があったときだけ通知。競合サイトの更新・価格変動・特定キーワードのニュース監視に。

📧

Gmail/Outlook連携

連携済みのメールアプリと組み合わせ、レポートをメール送信するまで一気通貫で自動化。

02
🆕 2026年6月アップデートで変わったこと

2025年1月のベータ版から大幅に進化。旧版の使いにくさが一気に解消されました。

項目 旧版(2025年1月〜) 新版(2026年6月〜)
管理画面 分散・見つけにくい 専用「Scheduledページ」に一元管理
タスク作成方法 特定モデルを選ぶ必要あり 通常の会話画面から自然言語で作成
スケジュール設定 時刻のみ指定 「朝・昼・夜」などの時間帯指定も可
通知方法 限定的 プッシュ通知・メール通知・両方から選択
Gmail連携 なし メール下書き〜送信まで自動化可能
Pulse機能 別機能として存在 Scheduled Tasksに統合(Pulseは廃止)
モニタリング 基本的なリマインダーのみ 変化検知時のみ通知する監視タスク強化
💡 Pulseが廃止されました

以前の「Pulse(パルス)」機能は2026年6月の発表から約14日後に廃止され、Scheduled Tasksに統合されました。Pulseで設定していた日次情報配信は、Scheduled Tasksで組み直す必要があります。

03
👤 対応プランとデバイス
プラン 利用可否 有効タスク上限
無料(Free) ❌ 利用不可
Go ⚠️ 利用可(限定) 最大3件
Plus($20/月) ✅ 利用可 最大5件
Team($30/ユーザー/月) ✅ 利用可 最大5件
Business・Edu ✅ 利用可 最大10件
Pro・Enterprise ✅ 利用可(フル機能) 最大15件

対応デバイス:Web(ブラウザ)・iOS・Android・macOSに対応。Windowsデスクトップアプリは「近日対応予定」とのことで、現時点はWeb版から利用可能です。

💡 Proモデルはタスク非対応

ChatGPT ProモデルはScheduled Tasksでは使用できません(他のすべてのモデルは対応)。通常会話に使っているモデルの使用制限がタスクにも適用されます。

04
🔧 スケジュールタスクの設定方法

STEP 1:タスクを作成する

1

ChatGPTを開き、通常の会話画面でスケジュールを含む指示を入力

特別なモード切り替えは不要。「毎朝8時にAIニュースをまとめて」のように、実行時刻と内容を自然言語で伝えます。

2

ChatGPTがスケジュール設定を提案→内容を確認して承認

「毎日08:00に実行しますか?」という確認が表示されます。時刻や頻度を調整したい場合はここで変更できます。

3

通知の設定を行う

プッシュ通知(モバイル/デスクトップ)またはメール通知を設定。モバイルで初回タスク作成時に通知許可を求められます。

STEP 2:タスクを管理する

1

サイドバーの「Scheduled(予定)ページ」でタスク一覧を確認

アクティブなタスクの名称・次回実行時刻が一目でわかります。一時停止・再開・編集・削除もここから操作。

2

設定メニューからも管理可能

設定 → 通知 → 「タスクを管理」からも全タスク一覧を表示できます。

3

タスクの編集は自然言語でOK

「このタスクの実行時間を朝9時から朝8時に変えて」と話しかけるだけで変更できます。

STEP 3:Gmail/Outlook連携(任意)

1

ChatGPTの設定 → 「接続済みアプリ」からGmail/Outlookを連携

アプリタブで対応アプリを確認・インストールできます。

2

連携後はタスク指示内にメール操作を含められる

「毎週金曜17時に今週のサマリーをチームにメール送信して」のような指示が実現します。

⚠️ 注意:関連チャットを削除するとタスクが一時停止

スケジュールタスクに関連付けられたチャットを削除すると、そのタスクは自動的に一時停止されます。重要なタスクのチャットは削除しないよう注意しましょう。

05
✍️ すぐ使えるプロンプト例5選

コピー&ペーストしてそのまま使えるプロンプトを用途別にご紹介します。

📰 1. 毎朝のニュース収集

📋 PROMPT

毎朝8時に、「生成AI」「ChatGPT」「OpenAI」のキーワードで最新ニュースをWeb検索して、上位3件を箇条書きでまとめてください。

📊 2. 週次レポート自動生成

📋 PROMPT

毎週月曜日の朝9時に、先週の業務進捗を以下の形式でまとめてください。
1. 完了したタスク
2. 進行中のタスク
3. 今週の優先事項(3つ)
過去の会話内容を参考にしてください。

👁️ 3. 競合サイト監視(変化時のみ通知)

📋 PROMPT

[競合他社名]の公式サイトとプレスリリースページを毎日チェックして、新しい情報や更新があったときだけ教えてください。変化がなければ通知は不要です。

📧 4. 日次メール要約(Gmail連携)

📋 PROMPT(Gmail連携が必要)

毎日18時に、今日受信した未読メールを件名・差出人・要点の3項目でまとめてください。急ぎの返信が必要なメールには返信案も添えてください。

📅 5. ミーティング前の事前リサーチ(カレンダー連携)

📋 PROMPT(カレンダー連携が必要)

毎朝8時に翌日のカレンダーを確認して、各ミーティングの参加者と議題をまとめてください。外部の方が参加するミーティングがあれば、その会社について簡単に調べて追記してください。

💡 スケジュール設定のコツ

「毎日9時」のような具体的な時刻でも、「毎朝」「毎週月曜」のような大まかな指定でも設定できます。細かい時刻にこだわらない場合は「毎朝」と伝えるだけで設定完了です。

06
🏢 ビジネス活用事例

📣 営業チームの競合監視

主要競合3社のニュースを毎日監視。変化があった時のみ通知する監視タスクで、価格改定や新製品発表を見逃さず、担当者の日次チェック作業をゼロにできた事例。

📈 経営企画の規制情報収集

省庁・業界団体サイトを週次でスキャン。重要な通知・パブコメ募集が出た際に自動要約を受け取る体制を構築。担当者1名の限界を超えた情報収集を実現。

👥 人事部の採用情報共有

毎週月曜朝に採用関連情報をまとめ、Gmail連携で採用担当者全員へ自動メール配信。週次1〜2時間の収集・共有作業を自動化し、面接対応に集中できる環境を実現。

💰 調達部門の価格監視

主要部材・消耗品の価格変動を毎日監視。変化があった場合のみ通知が来るため、担当者の確認負荷なしで調達コスト最適化の機会を逃さない体制を構築。

07
⚠️ 制限事項と注意点
制限項目 内容
最小実行間隔 1時間に1回が上限。リアルタイム・数分おきの監視は不可
有効タスク数 Goは3件、Plus/Teamは5件、Business/Eduは10件、Pro/Enterpriseは15件まで
自動一時停止 一定期間操作がないタスクは自動的に一時停止される場合あり
非対応機能 音声チャット・GPTs(カスタムGPT)はタスク非対応
Proモデル ChatGPT Proモデルはタスクで使用不可(他モデルはOK)
プロジェクト連携 プロジェクト内でタスク作成してもプロジェクトのファイルにはアクセス不可
タイミング精度 指定時刻ぴったりではなくわずかな遅延が生じる場合あり
Webhook 現時点でWebhook非対応。イベントトリガー型より定時実行型向き
⚠️ 機密情報の取り扱いに注意

GmailやOutlookと連携する際は、社内の機密情報・個人情報・顧客情報がChatGPTに渡ります。自社の情報セキュリティポリシーおよびOpenAIの利用規約を事前に確認の上ご利用ください。Business/Enterpriseプランではコンプライアンス設定も利用可能です。

💡 Zapierとの使い分け

ChatGPT Scheduled Tasksは「自然言語で設定できる軽量な定期実行・監視」が得意。100以上のSaaSを細かく連携させた複雑なフロー・リアルタイムに近いWebhookトリガーが必要な場合はZapierが向いています。まずScheduled Tasksで始めて、必要に応じてZapierで補うアプローチが効率的です。

08
❓ よくある質問
Q. PCをシャットダウンしていてもタスクは動く?
はい、動作します。処理はOpenAIのサーバー側で完結するため、自分のPC・スマートフォンがオフラインでも予約した時刻にタスクが実行されます。Gmail送信連携も同様で、デバイスの電源状態に左右されません。

Q. 無料プランでも使えますか?
無料プラン(Free)では利用できません。GoプランまたはPlus以上の有料プランが必要です。Plusプランは月額$20(約3,000円)から。

Q. タスクが突然止まっていたのはなぜ?
以下のいずれかが原因です:①関連チャットを削除した(自動一時停止)、②一定期間操作がなかった(自動一時停止)、③有効タスク数の上限に達した。サイドバーの「Scheduled」ページで確認・再開できます。

Q. 旧タスク機能の設定は引き継がれますか?
自動移行は保証されていません。2025年1月の旧タスク機能で設定した内容は、新しいScheduled Tasksで手動で設定し直すことをおすすめします。

Q. 「毎日」「毎週」ではなく、もっと細かい頻度は設定できますか?
1時間に1回が最短頻度です。「毎日3回(朝・昼・夜)」のような複数回/日設定は可能です。ただし秒・分単位での設定はできません。

09
📝 まとめ

ChatGPTスケジュールタスク機能まとめ

  • 2026年6月17日に大幅アップデート。専用「Scheduledページ」で管理が一元化
  • 定期タスク・単発タスク・監視タスクの3種類。すべて自然言語で設定可能
  • 無料プラン不可。GoでMax3件、Plus/TeamでMax5件、Pro/EnterpriseでMax15件
  • Gmail・Outlook連携でメール下書きから送信まで自動化できる
  • 監視タスクは「変化があった時のみ通知」で競合情報・価格変動の自動モニタリングに最適
  • PCがオフラインでも実行される(OpenAIサーバー側で処理)
  • 実行頻度は1時間に1回が上限。リアルタイム監視はZapier等を活用
  • 関連チャットを削除するとタスクが自動停止するため、重要なチャットは削除しないこと
  • 旧Pulse機能はScheduled Tasksに統合・廃止済み。既存設定の再構築が必要

※本記事の情報は2026年7月1日時点のものです。機能・制限はOpenAI公式ヘルプセンターで最新情報をご確認ください。