ChatGPTの「プロジェクト機能(Projects)」は、関連するチャット・ファイル・カスタム指示を1つのフォルダにまとめて管理できる機能です。2024年12月に登場し、2025年9月から無料プランでも利用可能になりました。
通常のChatGPTは使えば使うほど会話履歴が溜まり、「あの話どこでしたっけ?」と探し回ることになりがち。プロジェクト機能を使えば、案件・テーマ・業務ごとに会話や資料を整理でき、毎回同じ指示を入力する手間もなくなります。
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一元管理
チャット・ファイル・指示を1か所にまとめてフォルダ感覚で整理
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引き継ぎ不要
前回の指示やファイルを毎回入れ直す必要なく作業を継続
👥
チーム共有
Team/Enterpriseプランでメンバーと同じ環境を共有して協働
2026年7月現在、プロジェクト機能はChatGPTの無料・Plus・Pro・Team・Enterprise・Educationのすべてのプランで利用可能です。
プロジェクト機能には、普通のチャットにはない5つの強力な機能があります。1つひとつ確認しましょう。
💬
① チャットを集約
テーマ別に関連チャットをまとめ、履歴が散らかるのを防ぐ
📎
② ファイルを登録
PDF・Word・画像などを参照情報として登録。毎回貼り直し不要
⚙️
③ 専用指示の設定
口調・ルール・前提条件をプロジェクト単位で固定
🧠
④ メモリ連携
やり取りを記憶しプロジェクト内で文脈を継続
🤝
⑤ チーム共有
Team以上でメンバーと資料・指示を共有して協働
GPTs(カスタムGPT)は「特定の役割を持つAIを作成して共有する機能」、プロジェクトは「自分(またはチーム)専用の作業場を整理する機能」。目的が異なるので、用途に合わせて使い分けましょう。
プロジェクトの作成は5ステップで完了します。初めての方でも数分で設定できるシンプルな操作です。
1
「新しいプロジェクト」を作成する
ChatGPTのサイドバー上部にある「+」マークをクリック → 「新しいプロジェクト」を選択します。スマホアプリではサイドバーメニューから同様に作成できます。
2
名前・絵文字・色を設定する
プロジェクト名を入力し、絵文字アイコンと色テーマを設定します。「ブログ用📝」「営業資料📊」など、ひと目でわかる名前をつけると後から探しやすくなります。
3
カスタム指示(Instructions)を設定する
プロジェクト設定の「Instructions」に、このプロジェクト専用のルールや前提条件を記述します。口調・出力形式・使う言語など、毎回指示していた内容をここに書いておくと便利です。
4
参照ファイルを追加する(任意)
PDFやWordなどの参考資料を「ファイルを追加」からアップロードします。プロジェクト内のチャットでは、登録ファイルの内容を前提に回答してもらえます。
5
プロジェクト内でチャットを開始する
設定が完了したらプロジェクト内で「新しいチャット」を開始します。既存のチャットはドラッグ&ドロップでプロジェクトに移動して整理することも可能です。
指示(Instructions)には会社の機密情報や個人情報を書かないよう注意しましょう。入力内容はOpenAIのサーバーに送信されます。Enterprise/Teamプランでは学習データ利用をオプトアウトできます。
プロジェクトに参照ファイルを登録しておくと、関連する質問に毎回ファイルを貼り直す手間がなくなります。上限数はプランによって異なります。
| プラン |
追加できるファイル数 |
主な対象 |
| Free(無料) |
最大5個 |
個人ユーザー |
| Plus |
最大25個 |
ヘビーユーザー |
| Pro・Business・Enterprise |
最大40個 |
法人・プロ向け |
対応フォーマットはPDF・Word(.docx)・テキスト・スプレッドシート(.csv)・画像(JPEG/PNG)など多形式に対応。画像を登録する場合はGPT-4o以上のモデルが必要です。
社内マニュアルや製品仕様書をファイルに登録しておくと、「このマニュアルに基づいて質問に答えて」という指示なしで自動的に内容を参照してくれます。
ChatGPT TeamおよびEnterpriseプランでは、プロジェクトをチームメンバーと共有して協働できます。2025年9月のアップデートで共有機能が大幅に強化されました。
🔗
プロジェクト共有
チームメンバーを招待してプロジェクトへのアクセス権を付与できる
📝
チャット共有
プロジェクト内の特定チャットをリンクでメンバーと共有
🛡️
権限設定
閲覧のみ・編集可能など、アクセス権限をメンバーごとに設定
📚
共有ライブラリ
参照ファイルをチーム全員が共有して同じ情報源をベースに作業
たとえば営業チームで「顧客提案プロジェクト」を作り、商談資料・メールテンプレート・製品情報を共有すれば、チーム全員が同じ環境でChatGPTを活用できます。引き継ぎや属人化の解消にも効果的です。
Enterpriseプランでは管理者がプロジェクトの作成・共有ポリシーを一元管理できます。社内のAIガバナンスにも対応しやすい設計になっています。
プロジェクト機能はすべてのプランで使えますが、利用できる機能の範囲に差があります。自分の用途に合ったプランを選びましょう。
| 機能 |
Free |
Plus |
Pro |
Team/Enterprise |
| プロジェクト作成 |
✅ |
✅ |
✅ |
✅ |
| カスタム指示 |
✅ |
✅ |
✅ |
✅ |
| ファイル追加数 |
5個 |
25個 |
40個 |
40個 |
| スマホアプリ対応 |
✅ |
✅ |
✅ |
✅ |
| チームでの共有 |
❌ |
❌ |
❌ |
✅ |
| 管理者による制御 |
❌ |
❌ |
❌ |
✅(Enterprise) |
2026年7月時点の情報です。OpenAIのプラン仕様は変更されることがあります。最新情報はopenai.com/ja-JPの公式ページでご確認ください。
プロジェクト機能は、どんな用途で役立つのでしょうか?代表的な4つの活用シーンを紹介します。
✍️
ブログ・ライティング
1記事=1プロジェクトで参考資料・構成案・トンマナ指示を集約。一貫した文章を効率的に量産できる
📋
会議・議事録管理
案件ごとの会議資料・メモを1プロジェクトに集約。要約・論点整理をすぐに依頼できる
🤝
営業・顧客管理
顧客ごとに商談メモ・提案資料を整理。過去経緯を踏まえた提案文やメールを素早く作成
📚
学習・リサーチ
学びたいテーマの教材や論文をプロジェクトに集約。その場で質問しながら深く理解できる
📌 コツ:最初から完璧な指示を書こうとせず、まず簡単なプロジェクトを1つ作って使い始めましょう。使ううちに「こんな指示も追加したい」という気づきが生まれ、自然とブラッシュアップできます。
プロジェクトのInstructionsに設定するカスタム指示の実例を用途別に紹介します。そのままコピーして使えます。
【ブログライティング用】
あなたは日本語のSEOブログ記事を書くプロのライターです。
・文体:です・ます調で親しみやすく、専門用語は丁寧に説明すること
・構成:結論ファーストで書き、H2見出しを5〜8個設ける
・文字数:1記事あたり3000〜5000字を目安とする
・出力:Markdown形式でタイトル・見出し・本文を出力する
【営業メール作成用】
あなたは法人向けIT製品の営業担当です。
・文体:ビジネスメールの敬語で丁寧かつ簡潔に
・件名は必ずつけ、本文は300字以内に収める
・顧客のメリットを冒頭に1文で明示してから詳細を続ける
・末尾に「次のステップ」として商談日程の提案を含める
【学習・リサーチ用】
あなたは優秀な家庭教師です。
・私が質問した内容を、初心者にも分かるよう具体例を用いて説明してください
・専門用語が出てきたら括弧内に簡単な補足を入れること
・説明後に「理解度確認クイズ」を1問出してください
・私が間違えた場合は、正解と理由をやさしく解説してください
カスタム指示は後から何度でも編集できます。まずシンプルな指示から始めて、使いながら少しずつ精度を上げていくのがおすすめです。
無料プランでもプロジェクト機能は使えますか?
はい、使えます。2025年9月から無料ユーザーにも開放されました。ただし、ファイル追加数が最大5個など一部制限があります。まず無料で試してみて、物足りなくなったら有料プランへの移行を検討しましょう。
プロジェクトの数に上限はありますか?
特定の上限は公式に明示されていませんが、サイドバーに表示できる件数には実用的な限りがあります。プロジェクトが増えすぎたら、完了したものはアーカイブして整理するとすっきり使えます。
GPTs(カスタムGPT)とどう違いますか?
プロジェクトは「自分(またはチーム)専用の作業場の整理ツール」で、GPTsは「特定の役割を持つカスタムAIを作って配布するもの」です。手軽に作業環境を整えたいならプロジェクト、特定業務に特化したAIを継続利用・共有したいならGPTsが向いています。
スマホアプリでもプロジェクトは使えますか?
はい、iOS・Android両方のChatGPTアプリでプロジェクトの作成・チャットが可能です。PC版とリアルタイムで同期されるため、外出先でもPCで作成したプロジェクトの続きをそのまま進められます。
プロジェクト内のデータは安全ですか?
ChatGPTの標準プランではOpenAIが入力内容をモデル改善に利用する場合があります。機密情報を扱う場合はEnterpriseプラン(学習オプトアウト機能あり)の利用を検討してください。また、メモリのオフや会話履歴のオフ設定も合わせてご確認ください。
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まとめ:プロジェクト機能で作業効率を劇的に向上
ChatGPTのプロジェクト機能を使えば、散らかりがちなチャット・ファイル・指示を一元管理し、毎回の手間を大幅に削減できます。
📌 この記事のまとめ
- プロジェクト機能はチャット・ファイル・カスタム指示をテーマ別にまとめる管理ツール
- 2025年9月から無料プランでも利用可能。ファイル上限などは有料プランで拡張される
- 作成は「新規作成→名前設定→指示入力→ファイル追加→チャット開始」の5ステップで完了
- プロジェクト専用のカスタム指示を設定すれば、毎回の指示入力が不要になる
- Team/Enterpriseプランではメンバーとプロジェクトを共有して協働できる
- ブログ・議事録・営業・学習など、さまざまな用途に応用可能
- まずは身近なテーマで1つプロジェクトを作って使い始めるのが一番の近道
※本記事の情報は2026年7月時点のものです。ChatGPTの機能は随時アップデートされるため、最新情報はOpenAI公式サイトでご確認ください。