企業向け「ChatGPTエンタープライズ」が提供開始!

企業向け ChatGPT「エンタープライス」

米国のAI研究所、OpenAIが2023年8月28日、企業向けに新たなサービス「ChatGPTエンタープライズ」の提供を開始したことが話題となっています。ここでは、その主要な特長や背景、企業がどのようにこの新サービスを活用しているのかを紹介します。

目次

1. ChatGPTエンタープライズとは?

OpenAIの対話型AI「ChatGPT」は、その高度な生成能力とユーザーとの自然な対話を可能にすることから、多くのユーザーに愛用されています。新たな「ChatGPTエンタープライズ」は、企業の要望に応えるべく、プライバシー保護やセキュリティ強化といった機能が追加されています。その主な特徴として:

  • 顧客データの厳重な暗号化。
  • 生成AIモデル「GPT-4」を無制限に使用可能。(一般向けは3時間に50メッセージまで)
  • より長い(4倍程度=3万2000トークン)のプロンプト入力が可能。

といった点が挙げられます。

2. 料金は?

「ChatGPTエンタープライズ」のローンチは、OpenAIの収益化戦略の一部として位置づけられています。すでに定額制のサブスクリプションや、開発者向けのAPIアクセスの提供が行われていましたが、企業向けのこの新サービスは、より大きな市場へのアプローチとなるでしょう。具体的な費用に関しては、企業のニーズに応じて変わるとのこと。

3. 企業の利用状況は?

世界の売上上位500社を掲載するフォーチュン500Fortune 500)の、およそ80%が業務にChatGPTを利用しています。また新サービス「ChatGPTエンタープライス」についても、既に化粧品大手のエスティローダーやデザインソフトウェアメーカーのキャンバなど、多くの企業が導入して活用しています。コーディングの支援やビジネス上の質問への対応など、多岐にわたる用途が見受けられます。しかし、一方で、セキュリティーやプライバシーに対する懸念から、一部の企業が導入を躊躇する声も。


まとめ
OpenAIの新たなサービス、「ChatGPTエンタープライズ」の登場により、企業のAI活用の幅がさらに広がることが期待されます。その特徴や利用状況、背景を踏まえ、今後の動向に目が離せません。

公式ページの「エンタープライス」記事はコチラ→

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